いつかは朽ちてゆくもの2014-11-27(Thu)
KMZ INDUSTAR-50 50/F3.5
相も変わらず「波動空間スピーカー」の改良を続けていて思うことがある。
音を出すメインシステムに関してのある閃き(工夫)が、それまでなかなか超えられなかった音の壁をいとも簡単に超えてしまうことがある。
新しい発見は常にエキサイティングで希望を感じる。
以降は、その新しい音を最良のカタチで出力出来るように、その周辺パーツの改良をコツコツと行う。
周辺パーツの改良がある程度まで進むと魂にまで波動が伝わってくるような音が鳴り始める。
しばらくすると、その周辺パーツの更なる改良を思い付く。
「せっかくまとまっているのに…」と思いながらもやらない選択はない。
そして、それをするとアンバランスながらも次のステージが見え始める。
しかしその他周辺パーツをどれだけいじってもそのステージの全貌は見えてこない。
ワタシの座右の銘「安牌を疑え」。
思い切って一番変えたくないメインシステム(一番最初の閃きがあったところ)を大胆にも一度解体してみる。
それでさらなる良い音が出てくる保証などないが…。
だが、急に霧が晴れたように次のステージの音が広がり始める。
次々と新しい閃きが湧いてくる。
(以下、最初に戻る)
こんな風にメインとサブ、創造と破壊を繰り返しながら前に進んでいる。
これが最良だと思っても、いつかはそれは朽ちてゆく。
意識の進化と同じだ。
ある時期自分にとって正しかったもの、素晴らしかったものにしがみついているうちに、それはどんどん淀んで朽ちてゆく。
悪い状況はいつかは過ぎ去る。
でも、良い状況さえもまたいつかは過ぎ去る。
大切なのは常に流れていることだ。
その流れこそが自分の本質であり、安定なのだと思う。
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